一般社団法人日本JC日ロ友好の会は、1991年、日ソ両国の文化、経済、社会に関する調査研究、交流の促進を行うことにより、両国社会の正しい発展を図り、両国間の民間外交に貢献することを目的とする日本青年会議所の5番目の分化団体として設立されました(設立当初は「日本JC日ソ友好の会」、その後「日本JCロシア友好の会」に改称)。

更家悠介初代会長(現特別顧問)を筆頭に歴代会頭、歴代担当副会頭、専務理事等の役員やソ連と交流を持つ各地会員会議所理事長等で構成され、当初はモスクワ大学との交流支援や、日本JCのホストにより発足したロシア青年会議所(JC)との交流が主な活動でした。

1995年にロシアの学生を受け入れる形で始まった日ロ学生交流事業でしたが、こういった海外にカウンターパートを必要とする継続事業を安定的に発展させるには、単年度制をとる日本青年会議所単体での活動には限界があり対応が困難になっていきました。そこで青年会議所OBが主体となって構成する当会が対露関係の窓口として在日本ロシア連邦大使館やロシア連邦外務省、モスクワ大学をはじめとする各大学関係者等との交渉をサポートする立場となっていきました。

その後、政治面からのアプローチを図り「日露若手国会議員の会」を設立、学生交流事業をより充実させていく為に各大学との協定調印、経済的交流を促進する為に経済団体との協力締結、初めての文化交流事業となったスパシカヤタワーフェスティバルへの参加等を経て現在に至っております。

今後も当会は、日ロ間の政治・経済・文化交流等の分野で民間交流の枠内で出来得る最大限の活動と、学生交流事業の継続で培った日ロの人的交流、ネットワーク形成で日ロ両国のより良い関係構築に尽力していきたいと考えています。

ひとりでも多くの皆さまにこの活動の趣旨をご理解いただき、共に活動していただけるようにお願いいたします。

2022年3月
一般社団法人日本JC日ロ友好の会
理事長 井川直樹